70歳から90歳までの介護費用はどれくらいかかる?

70歳から90歳までの介護費用ってどれくらいかかりますか?


親の介護をお金で解決しようと考えたときに、「一体いくら必要なのか?」というのは大きな疑問ですよね。今回は、70歳から90歳までの介護費用を試算し、どのくらいの資金が必要になるのかを解説します。

介護が必要になる期間の目安

厚生労働省の調査によると、介護が必要になる平均期間は5年1カ月(61.1カ月)とされています。しかし、長寿化が進んでいるため、要介護状態が10年以上続くケースも増えています

ここでは、70歳から90歳までの20年間を想定し、
介護なしで暮らせる期間(70~80歳)
介護が必要になってくる期間(80~90歳)
に分けて考えます。


70歳~80歳:自立生活を送る期間(10年間)

この時期はまだ介護が必要ではなく、シニア向け住宅や自宅での生活が主になります。
ただし、高齢者向けの住まいに住み替える場合、下記の費用がかかることがあります。

住まいの種類 月額費用
自宅(持ち家) 5万~10万円(生活費・維持費)
サービス付き高齢者向け住宅 10万~30万円
シニア向け分譲マンション 7万~20万円(購入費用1,000万~5,000万円)

この10年間でかかる費用の目安

  • 自宅生活の場合:600万~1,200万円(生活費ベース)
  • サ高住などに住む場合:1,200万~3,600万円(家賃・生活費含む)

80歳~90歳:介護が必要になる期間(10年間)

この時期から介護サービスを利用し始めるケースが増えます。
ここでは、在宅介護・施設介護の2パターンで費用を試算します。

① 在宅介護の場合

費用項目 費用(月額)
介護サービス費用(自己負担) 4.8万円
生活費・住宅費 7万~15万円
医療費 1万~3万円

月額:約13万~22万円
10年間の合計:約1,560万~2,640万円


② 介護施設に入る場合

施設の種類 月額費用
特別養護老人ホーム 5万~15万円
介護付き有料老人ホーム 15万~35万円
グループホーム 15万~30万円

月額:約15万~30万円(平均22.5万円と仮定)
10年間の合計:約2,700万~3,600万円


70歳~90歳までの総費用まとめ

生活スタイル 70~80歳 80~90歳 合計費用
自宅+在宅介護 600万~1,200万円 1,560万~2,640万円 2,160万~3,840万円
サ高住+施設介護 1,200万~3,600万円 2,700万~3,600万円 3,900万~7,200万円

結論:どれくらい準備すれば安心か?

最低でも2,000万円、余裕を持つなら4,000万円以上が目安
持ち家があるならリバースモーゲージも選択肢
資産がない場合は、特養や公的支援をフル活用する

介護費用の負担を減らすためにも、早めに親の資産状況を確認し、どの選択肢が最適かを考えておくことが大切です。

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