70代で人工透析を始めたら余命はどのくらい?透析後の生活と知っておきたいこと

 

ご相談者

70代の父が腎臓の病気で、医師から人工透析を勧められています。透析を始めれば生活は続けられると説明を受けていますが、家族としては今後どのくらい生きられるのかが気になっています。

インターネットで調べると「余命」という言葉が出てきて、不安になる情報も多く、正直どう受け止めればよいのか分からなくなっています。

・70代で人工透析を始めると余命はどのくらいなのでしょうか
・透析を始めた後の生活はどのようになるのでしょうか
・長く元気に過ごすことはできるのでしょうか

父自身は「できるだけ普通の生活を続けたい」と話しています。透析を始めることについて、家族として知っておくべきことを教えていただきたいです。

ご相談ありがとうございます。

腎臓の機能が大きく低下した場合、体の老廃物や余分な水分を取り除くために「人工透析」という治療が必要になることがあります。

人工透析は、腎臓の働きを機械で補う治療であり、多くの方がこの治療を受けながら生活を続けています。

一方で、70代で透析を始めると聞くと、「余命はどのくらいなのか」「生活はどのように変わるのか」といった不安を感じる方も少なくありません。

透析は長期にわたる治療であるため、家族としても今後の生活をイメージしておくことが大切です。

ここでは、70代で人工透析を始めた場合の平均的な見通しや、透析後の生活、できるだけ長く元気に過ごすためのポイントについて、わかりやすく解説していきます。

70代で人工透析を始めた場合の見通し

人工透析を始めると、「あとどのくらい生きられるのか」という点が気になる方は多いと思います。

ただし、余命は年齢だけで決まるものではなく、体の状態や持病、生活習慣などによって大きく変わります。

一般的には、人工透析を受けている方の平均的な透析期間は10年前後といわれています。

ただしこれは全ての年齢を含めた平均であり、70代で透析を始めた場合でも、その後長く生活されている方は少なくありません。

実際には10年以上透析を続けながら生活している方も多く、80代や90代まで過ごされるケースもあります。

透析治療は、腎臓の機能を完全に回復させるものではありませんが、体内の老廃物や余分な水分を取り除くことで、体の状態を保つことができます。

そのため、透析を始めることで体調が安定し、日常生活を続けられるようになる方も多くいます。

また、余命に影響する要素としては次のような点が関係します。
・心臓や血管の状態
・糖尿病などの基礎疾患
・栄養状態や体力
・透析の管理や生活習慣

これらの条件が整っているほど、透析を続けながら安定した生活を送りやすくなります。

大切なのは「余命」という数字だけを見るのではなく、透析を受けながらどのような生活を送れるかという視点です。

医療の進歩により、人工透析を続けながら趣味や外出を楽しんでいる方も多くいます。適切な治療と生活管理を続けることで、70代からでも充実した生活を送ることは十分可能です。

人工透析を始めた後の生活

人工透析を始めると、生活のリズムが少し変わります。

特に一般的な「血液透析」の場合は、週に3回ほど医療機関に通い、1回あたり3~4時間ほどかけて透析を行うことが多くなります。

そのため、透析の日は半日ほど治療の時間が必要になります。

透析を受けている間はベッドや椅子で安静に過ごすことになりますが、本を読んだりテレビを見たりしながら過ごす方も多くいます。

通院の負担はありますが、治療を続けることで体調が安定し、日常生活を送れるようになるケースも少なくありません。

透析を始めた後は、食事や水分の管理も重要になります。腎臓の機能が低下しているため、体内に余分な水分や塩分、カリウムなどがたまりやすくなります。

そのため医師や栄養士の指導を受けながら、食事内容を調整していくことが必要になります。

また、体調を維持するためには、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。

軽い散歩や体操などを取り入れることで、体力の維持につながることがあります。透析を受けている方の中には、趣味や外出を楽しみながら生活している方も多くいます。

一方で、透析治療は長期間続く治療のため、本人だけでなく家族のサポートも大切になります。

通院の付き添いや生活面の支援など、周囲の理解があることで安心して治療を続けやすくなります。

人工透析は生活に制限が生まれる面もありますが、適切な治療と生活管理を続けることで、70代からでも日常生活を維持しながら過ごしている方は多くいます。

大切なのは、無理をせず体調に合わせた生活を続けていくことです。

できるだけ長く元気に過ごすためのポイント

人工透析を受けながら生活する場合、体調を安定させるためには日々の生活管理がとても重要になります。

治療そのものだけでなく、食事や体調管理、生活習慣を整えることで、透析を続けながら元気に過ごしている方も多くいます。

まず大切なのは、透析治療をきちんと継続することです。

透析は体内の老廃物や余分な水分を取り除く重要な治療のため、決められた回数や時間を守ることが体調維持につながります。

体調がよいと感じる日でも、自己判断で治療を減らすことは避ける必要があります。

食事管理も重要なポイントです。透析を受けている方は、塩分や水分のとりすぎに注意する必要があります。

また、栄養不足にならないように、たんぱく質やエネルギーを適切にとることも大切です。医師や管理栄養士の指導を受けながら、無理のない食事管理を続けることが体力維持につながります。

体力を保つためには、適度な運動も役立ちます。激しい運動をする必要はありませんが、体調に合わせて散歩や軽い体操などを取り入れることで、筋力の低下を防ぐことができます。

体を動かす習慣があると、日常生活の動作も維持しやすくなります。

さらに、感染症の予防も重要です。透析を受けている方は体の抵抗力が低下していることもあるため、手洗いや体調管理を心がけ、体調に変化があれば早めに医療機関に相談することが大切です。

人工透析は長く付き合っていく治療ですが、適切な管理と周囲の支えがあれば、70代からでも安定した生活を続けることは十分可能です。

体調の変化を無理に我慢せず、医療スタッフと相談しながら生活を整えていくことが、長く元気に過ごすための大切なポイントになります。

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