高齢者マークは何歳から?義務なのか・つけるメリットをわかりやすく解説

 

ご相談者

70代の父が車を運転しているのですが、最近「高齢者マークをつけた方がいいのかな」と本人が気にしているようです。テレビやニュースでも高齢ドライバーの話題を見ることが増え、家族としても少し心配になっています。

父はまだ日常生活は問題なく、買い物や通院のために車を使っています。ただ、

・高齢者マークは何歳からつけるものなのか
・つけるのは義務なのか
・つけたほうが安全なのか

といったことがよく分かっていません。

本人は「まだ早い気もするけど、つけたほうが安心かな」と迷っている様子です。

ご相談ありがとうございます。

高齢になると、車の運転について考える機会が増えてきます。その中でよく話題になるのが「高齢者マーク(もみじマーク)」です。

見かけたことはあっても、「何歳からつけるものなのか」「義務なのか」といった点を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

高齢者マークは、高齢ドライバーが運転していることを周囲に知らせ、安全運転につなげるための目印として設けられた制度です。

体力や判断力の変化が出やすい年代のドライバーを周囲が理解し、思いやりのある運転を促す目的があります。

高齢者マークの対象年齢や義務の有無、つけることでどのようなメリットがあるのかについて、わかりやすく解説していきます。

高齢者マークとは

高齢者マークとは、高齢のドライバーが運転していることを周囲に知らせるためのマークです。正式には「高齢運転者標識」と呼ばれ、一般的にはもみじマークとして知られています。

加齢とともに、視力や反応速度、判断力などは少しずつ変化していきます。

そのため、周囲のドライバーが高齢者の運転であることを理解し、無理な追い越しや急な接近を避けるなど、思いやりのある運転を促す目的でこのマークが設けられています。

高齢者マークをつけている車を見かけたときは、周囲のドライバーも配慮した運転をすることが求められています。

例えば、無理な幅寄せや危険な追い越しは禁止されており、安全な距離を保って運転することが大切です。

高齢者マークは何歳から?

高齢者マークは、70歳以上のドライバーが対象とされています。

70歳以上になると、運転免許の更新時に高齢者講習を受ける必要がありますが、その際に高齢者マークの案内もされることがあります。

法律上は、70歳以上の方は高齢者マークをつけるよう努力することが望ましいとされています。

ただし、必ずつけなければならないという義務ではありません。そのため、本人の判断で装着するかどうかを決めることができます。

実際には、70代の早い段階でつける方もいれば、80代になってからつける方もいます。運転に不安を感じ始めたタイミングでつけるケースも多いようです。

高齢者マークをつけるメリット

高齢者マークをつけることで、周囲のドライバーに配慮してもらいやすくなるというメリットがあります。

・周囲の車が車間距離をとってくれる
・無理な追い越しやあおり運転を受けにくくなる
・ゆっくりした運転でも理解されやすい

特に交差点や駐車場など、判断が必要な場面では周囲の理解が安全につながることがあります。

また、高齢者マークをつけることは、自分自身が安全運転を意識するきっかけにもなります。

速度を控えめにする、余裕を持って運転するなど、より慎重な運転につながる方も多いようです。

高齢者マークはどこにつける?

高齢者マークは、車の前後の見やすい位置に貼るのが基本です。多くの場合は、次の場所に取り付けられます。

・車の後部(リアガラスやトランク部分)
・車の前部(ボンネットやフロント部分)

周囲の車から見えやすい位置に貼ることが大切で、ガラスに貼るタイプやマグネットタイプなど、さまざまな種類があります。

無理を感じたときは運転の見直しも大切

高齢者マークは、安全に運転を続けるためのサポートの一つです。しかし、運転に不安を感じる場面が増えてきた場合は、無理をせず運転の仕方を見直すことも大切です。

例えば、
・夜間や雨の日は運転を控える
・慣れている道だけを運転する
・家族と運転について話し合う

こうした工夫を取り入れることで、安全に運転を続けやすくなります。

高齢者マークは「危ない人の印」ではなく、安全運転を続けるためのサインです。自分自身と周囲の安心のために、必要に応じて活用することが大切です。

高齢者マークをつけない場合の罰則などあるの?

高齢者マークは義務ではなく「努力義務」

道路交通法では、70歳以上のドライバーは高齢者マークをつけるよう努めることとされています。
これは「努力義務」と呼ばれるもので、必ず装着しなければならないという義務ではありません。

そのため、

・つけなくても違反にはならない
・反則金や罰金もない
・点数も引かれない

という扱いになります。

ただし周囲のドライバーには義務がある

一方で、高齢者マークをつけている車に対しては、周囲のドライバーに次のような義務があります。

・幅寄せ
・無理な追い越し
・危険な割り込み

こうした行為は禁止されています。

もしこれを行った場合、道路交通法違反(高齢運転者等保護義務違反)となり、反則金や違反点数の対象になります。

つける人が多い理由

罰則はありませんが、高齢者マークをつける人は多くいます。理由としては次のようなものがあります。

・周囲の車が配慮してくれる
・ゆっくり運転しやすくなる
・家族が安心できる

安全のための目印として活用している方が多いのが実際のところです。

家族として大切な考え方

高齢者マークは、「危険だからつける」というものではなく、安全運転を続けるためのサポートのようなものです。
本人が運転に少しでも不安を感じている場合は、無理をせず活用してみるのも一つの方法といえるでしょう。

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