母が最近足腰が弱ってきました。介護保険の申請はどのタイミングですればいいのでしょうか?

一人暮らしの母(78歳)を遠方から見守っています

最近、母の足腰が弱ってきたようで、転倒することが増えました。これまで自立して生活してきたのですが、少し心配です。
介護保険を申請するには、どのタイミングが適切でしょうか?あまり早すぎてもダメなのかなと悩んでいます。


ご相談ありがとうございます。

介護保険の申請に「早すぎる」ということは基本的にありません。
むしろ、「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしてしまうと、申請が遅れて介護サービスをすぐに利用できないケースもあります。

介護保険の申請は“変化”が見えたときがタイミング

例えば、

  • ・転倒が増えた

  • ・家事がうまくできなくなった

  • ・外出を億劫がるようになった

  • ・通院に付き添いが必要になった

こういった「ちょっと気になる変化」が出てきた時点で、市区町村の窓口に介護保険の申請をすることが可能です。

また次に説明します、入退院時も大事なタイミングです。

入院・退院時は“申請のタイミング”としてとても重要です

特に見逃してはいけないのが、入院・退院のタイミングです。

■ 入院時

入院によって身体機能が低下するリスクが高まるため、
入院中に介護保険の申請をしておくことも可能です。
※ただし、本人の状態によっては「要介護」としては判定されづらいこともあるため、状況に応じて相談が必要です。

■ 退院が近づいてきたとき

「退院後の生活に不安がある」「リハビリが必要」「自宅での介護体制が必要」などの理由がある場合、
退院前に申請を済ませておくことが非常に大切です。

退院してから申請するとなると、サービス利用までに1か月程度かかるため、
退院後に家族や本人が困るケースが少なくありません。

退院前カンファレンスなどで、医療ソーシャルワーカーや地域包括支援センター、ケアマネジャーと連携することが、スムーズな介護保険利用につながります。

こんなケースでは、すぐに申請を検討しましょう

  • ・入院前よりも明らかに体力や認知機能が低下している

  • ・退院後に家族の介助だけでは不安が残る

  • ・退院後すぐに訪問介護・デイサービスなどの支援が必要になりそう

  • ・リハビリを継続したいが、医療保険では難しい場合

「要介護認定」には時間がかかるので、早めが安心

介護施設は、専門知識を持ったスタッフが24時間体制で支えてくれる場所です。医療や看護体制が整っており、自宅では難しいケアができるのも大きなメリットです。

また、施設に入ったからといって「親子の関係」が終わるわけではありません。面会に行ったり、季節の行事に参加したり、これまでとは違った形で寄り添い続けることができます。

【ワンポイントアドバイス】一人暮らしの親の場合は特に「予防的申請」が大切

遠距離介護をされている方にとっては、離れているからこそ“変化”に気づきにくいものです。
ほんの少しの違和感でも、今後の大きな負担を防ぐための第一歩になります。
「早すぎたかな?」ではなく、「間に合ってよかった」と思えるよう、少しでも不安があれば、市区町村の窓口や地域包括支援センターに相談してみましょう。