実家に帰省するたびに、親(70代)から『スマホの写真が消えた』『LINEの文字が小さい』『この通知って何?』など、スマホの使い方をあれこれ聞かれてうんざりしています。最初は丁寧に教えていましたが、毎回同じことを聞かれるし、休日なのに全然休んだ気がしません。これって皆さんどうしているのでしょうか?
ご相談ありがとうございます。
「帰省=スマホ教室」になってしまって疲れてしまう――。実は、このご相談は非常に多く、帰省時あるあるの上位常連です。
高齢の親世代にとって、スマホは“毎日使うけれどよくわからない”存在であり、頼れる子どもが帰ってきたときに聞こうという気持ちは自然なことです。ただ、忙しい子世代からすれば、せっかくの帰省が説明会で終わってしまうと、ストレスにもなりますよね。
そこで今回は、「親にスマホを教えるのが負担にならないコツ」と「関係をこじらせずに距離感を保つ方法」をお伝えします。
なぜ親は“何度も同じこと”を聞いてくるのか?
まず理解しておきたいのは、シニア世代にとってスマホは“直感的に使いにくい”ものだということ。
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「メニューが多すぎて、どこから操作すればいいかわからない」
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「画面がすぐ変わって、元に戻せない」
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「一度聞いた内容をすぐ忘れてしまう」
こうした“スマホ不安”が積み重なり、「子どもに聞くのが一番早い」と考えてしまうのです。親にとっては、“聞く”ことそのものが安心感なのです。
イライラしないための3つのコツ
1. よくある質問を「まとめノート」か「紙マニュアル」にして渡す
「Wi-Fiがつながらない」「LINEの通知が消えた」など、親がよくつまずくポイントをあらかじめ手書きでまとめておくか、写真付きでプリントして渡すと、「前に聞いたことがある」と思い出しやすくなります。
ポイントは、専門用語を避けて“親の言葉”で書くこと。
例:「LINEが静かになった→通知がオフになっているかも」など。
2. “自分でできた!”という体験を一度でも持たせる
全部を代わりにやってしまうのではなく、「このボタンを押してみて」と声かけしながら本人に操作させてあげるのがコツ。
一度でも「できた!」という成功体験があると、自信につながり、質問の頻度が減ることもあります。
3. 帰省中は“対応タイム”を決める
「今聞いてもいい?」といちいち聞かれるのがストレス…という場合は、いっそ「今日は夕方1時間だけスマホ相談タイムね!」と区切ってしまいましょう。
それ以外の時間は「ごめん、今は休ませて」とはっきり伝えることも、親との関係を壊さない工夫のひとつです。
どうしてもイライラしてしまうときは?
「もう何回目?って思っちゃう…」そんなときは無理に我慢せず、自分のストレスを見つめてみましょう。
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仕事の疲れがたまっていないか?
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休息が足りていないのでは?
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親に対して“いつまでも元気でいてほしい”という気持ちが裏返っていないか?
イライラの裏には、心配や期待があることも多いのです。
まとめ:スマホの相談も“親子のコミュニケーション”と割り切ってみる
何度聞かれても、スマホの話題は親にとって「あなたと話すきっかけ」のひとつ。
完全にやめさせるのは難しいですが、「少しでも自分でできるように」「聞きやすい関係を保ちながら、頼りすぎないように」とバランスを取っていくことが大切です。
「次の帰省ではイライラせずに乗り切る」ための小さな準備、はじめてみてはいかがでしょうか?