50代に入ってから、「あの人の名前なんだっけ?」「冷蔵庫開けたけど、何取りに来たのか忘れた」みたいなことがすごく増えました。
仕事中も「アレ、ソレ」が多くなって、自分でももどかしく感じます。
調べると「認知症のはじまり」とか怖いことも出てきて不安ですが、これは加齢による“普通の物忘れ”なんでしょうか?
何かできる対策があれば知りたいです。
ご相談ありがとうございます。
50代に入ると、男女ともにホルモンバランスの変化・生活の多忙化・ストレスが影響し、集中力や記憶力の低下を感じやすくなります。
特に女性は更年期を境に「頭がぼーっとする」「記憶が抜けるような感覚」を抱きやすい時期です。
とはいえ、日常に支障が出るほどであったり、頻度が極端に増えていたりする場合は、注意が必要なサインかもしれません。
50代に多い「物忘れ」の原因とその特徴
1. 加齢による自然な記憶力の低下
人間の脳は、30代後半から徐々に記憶力・集中力が低下していきます。
50代で「昨日の夕飯を思い出せない」などのエピソード記憶の抜けを感じることは珍しくありません。
【特徴】
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ヒントがあれば思い出せる(例:「カ行の名前だった気がする」)
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忘れたことに自分で気づける
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生活に大きな支障はない
2. 更年期によるホルモンバランスの乱れ(女性に多い)
エストロゲンの急激な減少により、脳の働きが鈍くなるように感じることがあります。
【特徴】
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集中力・記憶力・判断力がぼんやりする
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睡眠の質も落ちており、日中の思考力が落ちている
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気分の浮き沈みも同時に感じる
3. ストレス・睡眠不足・多忙による“脳疲労”
仕事・家族・将来のことなど、50代は人生の「責任の多い時期」。
常に脳がフル回転しているような状態では、記憶の整理や定着がうまくいかないことがあります。
【特徴】
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単純なミスや勘違いが増える
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話していたことが途中で飛ぶ
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「昨日のことが思い出せない」など短期記憶に影響が出る
要注意!「病的な物忘れ」の特徴とは?
以下のような場合は、加齢だけの問題ではない可能性も考え、医師に相談するのがおすすめです。
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何度も同じことを繰り返し聞く
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会話がうまく続けられない
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物を置いたこと自体を覚えていない
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予定や約束を完全に忘れてトラブルになる
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身だしなみや生活の変化に無頓着になってきた
今日からできる!物忘れを防ぐ習慣と工夫
1. 「書く」「声に出す」をセットにする
忘れやすい予定は、メモして声に出して読む。視覚と聴覚を使うことで記憶が定着しやすくなります。
2. 睡眠の質を上げる
記憶の整理は「眠っている間」に行われます。
7時間前後の深い睡眠を意識し、スマホの夜間使用を控えるだけでも効果大。
3. 食事と運動で“脳の栄養”を届ける
魚・ナッツ・緑黄色野菜など、脳の働きを助ける食材を積極的に取り入れましょう。
ウォーキングやストレッチも血流アップに効果的。
4. 「ルーティン化」で忘れにくくする
鍵やスマホの置き場所は決めておく。
同じ時間に同じことをする「型」を決めておくことで、うっかりミスを減らせます。
50代の物忘れは自然な変化。でも“放置せず”丁寧に向き合おう
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加齢や生活習慣で起きる「普通の物忘れ」は誰にでもある
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生活に支障が出たり、家族に心配されるようなら専門相談も
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メモ・睡眠・食事・運動・ルーティンなど、「小さな工夫」が記憶力の支えに
年齢に抗うのではなく、自分の“今の脳”と上手につきあっていく視点を持つことが大切です。
「忘れることが増えたからこそ、毎日を大事に感じるようになった」——そんな前向きな発見もあるかもしれません。