空き巣が使う“玄関マーキング”とは?よくある印・記号一覧と今すぐできる対策

玄関ドアやインターホンの近く、ポストの周辺などに、
「見覚えのない記号や小さな印がついていた」
そんな経験はありませんか?

実はそれ、空き巣が下見のために残す“マーキング”の可能性があります。
空き巣は犯行前に住宅をチェックし、「住人の状況」「入りやすさ」「留守の時間帯」などを、仲間内で共有するために目印を残すことがあると言われています。

  • ・空き巣マーキングとは何か

  • ・玄関周りでよく見られるマーキング一覧

  • ・見つけたときの正しい対処法

  • ・今日からできる防犯対策

これらについて防犯初心者の方にも分かりやすく解説します。

1. 空き巣マーキングとは?

空き巣マーキングとは、空き巣や泥棒が下見の際に「この家は狙いやすい」「住人が不在になりやすい」などの情報を自分たちや仲間内で共有するために、玄関ドアやインターホン周辺、ポストなど目立たない場所に小さな記号や印を残すことです。

なぜ空き巣はマーキングをするのか?

空き巣にとって、効率よく犯行を行うためには「どの家が留守か」「警備が手薄か」「侵入しやすいか」などの情報が非常に重要です。その情報を自分や仲間が見分けやすいよう、“暗号”のような記号や線、数字を使って家ごとに目印を残すのです。

下見・情報共有の目的

  • ・空き巣は一度に複数の家を下見し、マーキングを付けて回ることがあります。

  • ・マーキングを見た仲間が「この家は避けよう」「この家を狙おう」と判断する参考にします。

  • ・他にも、悪質な訪問販売や詐欺グループが情報共有のために印を残すケースも報告されています。

マーキングされやすい家の特徴

  • ・日中や長期の留守が多い家

  • ・玄関まわりが人目につきにくい、あるいは植え込みや死角が多い家

  • ・セキュリティや防犯対策が手薄(カメラやセンサーがないなど)

  • ・郵便受けに郵便物がたまりがちな家

マーキングは小さく目立たないことが多いため、見落としやすいのが特徴です。
「誰が描いたかわからない記号」「見覚えのないシールやテープ」など、玄関やポスト周辺の異変を見つけたら注意が必要です。

2. 【一覧】玄関周りによくある空き巣マーキング

空き巣がマーキングに使う記号や印は、ぱっと見では落書きやゴミに見えることも多いのが特徴です。
ここでは、実際に報告されている“よくある玄関マーキング”の例と、その意味を解説します。

住人の属性を示すマーキング

マーキング 意味
M 男性が住んでいる
W 女性が住んでいる
S 一人暮らし
F ファミリー世帯
学生
赤ちゃんがいる家庭
SS 土日休み
R 住人の行動・在宅状況の記録用(詳細はグループ内暗号)

在宅・留守を示すマーキング

マーキング 意味
留守が多い
L 誰もいない/空き家・長時間留守
w9-21(ル) 平日9時〜21時は留守
目印+時間 行動パターンを把握済み

狙いやすさ・侵入可否を示すマーキング

目印 意味 補足
侵入しやすい/購買・契約してくれる 白シールの場合あり
侵入できるかもしれない/反応あり 判断保留
× 侵入できない/購買・契約しない 黒シールの場合あり
T ターゲット
>< 警報あり
お金持ち
△(別意) お金持ちの女性
∇ / ⊙- 金目の物なし

重要な注意点と発見時の対応

空き巣や不審者による「マーキング」は、その意味や記号の種類がグループや地域によって異なる場合があります。

しかし、どのような意味であっても共通しているのは、「住んでいる人の属性」「留守の時間」「狙いやすさ」などの情報を示しているという点です。

たとえ記号の意味がはっきり分からなくても、何らかの目的で家を観察されているサインであり、危険性は同じです。油断せずに注意しましょう。

マーキングを見つけたときの行動

まずはスマートフォンやカメラでマーキングの写真を撮り、記録を残しましょう。
 (後で警察や管理会社に報告する際に役立ちます)

その場でできるだけ早く、印やシール、テープなどをきれいに消したり剥がしたりしてください。
 放置すると、さらに情報を追加されたり、他の不審者に共有されてしまう恐れがあります。

念のため、家族やマンションの管理会社、ご近所さん、警察にも情報を共有しましょう。
 「小さな落書きくらい…」と思わず、相談レベルで構いません。近隣でも同様のマーキングが見つかっている場合、防犯強化やパトロールが行われやすくなります。

マーキングは玄関やポスト、インターホン、表札周辺、メーターボックスなどに残されることが多いです。
 家の外回りを定期的にチェックし、不審な記号やシール、テープを見つけたら上記の対応を徹底しましょう。

「意味が分からない印=安全」ではありません。
どんな小さな異変でも、油断せず・迅速に対応することが大切です。

3. こんな場所に要注意!マーキングされやすい場所

空き巣や不審者がマーキングを残す場所は、一見目立たないけれど、下見のときに必ず確認できる場所が狙われやすいのが特徴です。
日頃から次のポイントを意識してチェックしておきましょう。

玄関ドア

  • ドアの端・下部・ドア枠

    • 目線より下や、開け閉めの時にあまり見ない部分に小さな記号やシールが貼られることが多いです。

    • 特にチョークや鉛筆の線、丸やバツ、アルファベットの落書き風マーキングは見落としやすいので注意しましょう。

インターホン・表札

  • インターホン本体やその裏側、表札の隅

    • 留守かどうかを確認しやすい位置にマーキングされることがあります。

    • 小さなシールやテープが貼られていないか、表札の表面や角、裏にも目を向けてください。

郵便受け・メーターボックス

  • ポストの側面や裏、ふたの内側

    • 配達員や住人以外が触れやすい位置は要注意。シールや記号、油性ペンの小さな印などが残されていないか確認を。

  • 電気・ガスメーターボックスの外側や裏面

    • 足元や手の届きやすい高さに印をつけられることが多いです。

    • 見えにくい場所なので、定期的にしゃがんで確認してみましょう。

その他にも

  • 門扉やフェンスの内側・下部

  • 配管・排水管・室外機まわり

  • 自転車置き場やゴミ集積所周辺

こうした“家の外回り”は、悪意のある第三者が下見時に情報を残しやすい場所です。
定期的に目を配り、「いつもと違う」「見慣れないものがある」と気づいたらすぐに対処しましょう。

4.空き巣に狙われにくくするための防犯対策

空き巣は「侵入しやすい家」「人目につきにくい家」を選んで犯行に及びます。日々のちょっとした工夫や心がけで、狙われにくい家にすることができます。

■ 玄関・外回りの点検を習慣に

  • 玄関ドアやポスト、インターホン、メーターボックス周辺を定期的に確認し、不審な記号やシールを見つけたら即対応しましょう。

  • 玄関まわりに荷物や郵便物を溜め込まず、清潔に保つことで「きちんと管理されている家」と印象づけられます。

■ 在宅をアピールする

  • 長期間家を空ける場合は、郵便物や新聞を止めておく。

  • センサーライトやタイマー式の照明を活用し、夜間も家に人がいるように見せましょう。

  • 防犯カメラやダミーカメラ、録画中のステッカーを設置するのも効果的です。

■ 近所付き合い・声かけ

  • ご近所と挨拶を交わし、「見守りの目」がある地域をつくることで、不審者が近寄りにくくなります。

  • 不審な人物や車を見かけたら、ご近所と情報を共有しましょう。

■ 補助鍵・防犯グッズの活用

  • 玄関や窓には**補助錠(二重ロック)**を設置。

  • 窓用の防犯フィルムや補助錠、ガラスセンサーなども活用しましょう。

■ 高齢者・一人暮らしの場合は特に注意

  • 定期的に家族や近隣と連絡を取り合う

  • 自宅の「見守り機能」や緊急通報サービスを検討する

  • 訪問販売や不審な電話への対応も事前に家族で話し合っておく

空き巣は「簡単に入れそう」「バレにくそう」と感じる家を狙います。
日々の小さな防犯意識が、犯罪を未然に防ぐ一番のポイントです。
「うちは大丈夫」と油断せず、こまめなチェックと声かけを心がけましょう。