介護休暇が受けられる条件とは?必要な書類や給与はでるのでしょうか?

こんにちは。最近、親の介護が必要になってきて、仕事との両立を考えています。
「介護休暇」っていう制度があると聞いたのですが、そもそも誰でも取れるものなんでしょうか?
どんな条件があるのか教えてください。


ご相談ありがとうございます。
介護休暇は、一定の条件を満たせば誰でも取得可能な制度です。
順を追ってご説明しますね。

Q1:介護休暇ってどんな制度?

はい、まず「介護休暇」とは、家族の介護や世話のために取得できる休暇制度です。
これは労働基準法ではなく、「育児・介護休業法」に基づいて定められていて、労働者の権利のひとつなんですよ。

Q2:対象になる家族は誰ですか?

対象となるのは、次のような「配慮すべき家族」です:

  • ・配偶者(内縁関係含む)

  • ・父母

  • ・子ども

  • ・祖父母

  • ・兄弟姉妹

  • ・配偶者の父母など

つまり、血縁・婚姻関係にある家族で、常に介護を必要とする状態にある方が対象になります。

Q3:どんな人が取得できるの?

取得できるのは、次のような条件を満たした方です:

・雇用されている労働者であること(正社員・契約社員・パートなど問わず)

・介護が必要な家族がいること

・日々雇い入れられる者(=日雇い労働者)でないこと

2025年4月から「入社6か月未満の労働者を対象外とする要件が廃止」となっています。
ですので入社したばかりでも介護休暇は取得できますが、会社によっては規定があることもあるので、就業規則を確認してくださいね。

Q4:どれくらいの期間、休めるんですか?

介護休暇は、1年度あたり通算5日まで(対象家族が2人以上の場合は10日まで)取得できます。
また、1日単位や時間単位での取得も可能です(会社の制度によっては時間単位不可の場合もあります)。

Q5:お給料は出るんですか?

原則として、介護休暇は無給です。ただし、会社が独自に有給扱いにしているケースもあります。
また、介護休暇とは別に「介護休業制度」では、雇用保険から介護休業給付金が出る場合もあるので、合わせて確認しましょう。

Q6:手続き方法はどうやるの?

介護休暇を取得するための一般的な流れは以下の通りです:

  • 1.会社に申請する(口頭または書面)
    → 就業規則に「◯日前までに申請」などのルールがある場合が多いです。

  • 2.介護対象者の状況を伝える
    → 診断書や介護サービス利用の書類が求められることもあります。

  • 3.会社が確認し、取得可否を判断

  • 4.休暇取得開始!

※なるべく早めに上司や人事部門に相談しておくのがおすすめです。

Q7:どんなときに使うといいの?

介護休暇は、以下のような「短期的な対応」にぴったりです:

  • 病院の付き添いや通院介助

  • ケアマネージャーとの打ち合わせ

  • 福祉サービスの申請・相談

  • 介護サービス利用開始の準備

  • 突然の体調不良による一時的な対応

  • 介護施設の見学や契約手続き など

つまり、「まとまった介護休業」ではなく、「ちょっと仕事を抜けたい」「一日だけ時間が必要」というときに便利な制度です!

Q8:対象家族が「要介護状態」にあるかどうかは、どう判断するの?

介護休暇の制度でいう「要介護状態」とは、常に介護や世話を必要とする状態のことを指します。

  • 介護保険の「要介護認定」が必須ではありません(ただし、あればスムーズに認められる場合が多いです)

  • 医師の診断書やケアマネジャーの意見書など、客観的な書類があると安心

  • 会社が必要と判断した場合、状況の説明や証明資料の提出を求められることもあります

会社によっては、「要介護状態の証明」が曖昧な場合にトラブルの元になることもあるので、あらかじめ人事に相談しておくと安心です。

Q9:過去に別の会社で介護休暇を取ったことがある場合、その取得日数はどう数える?

これは意外と見落とされがちなポイントです。答えとしては…

会社が変われば、介護休暇の取得日数もリセットされます!

つまり:

  • 会社ごとに最大5日(または10日)という計算になります

  • 前の会社で何日取っていたとしても、新しい会社ではまた最大日数からスタートできます

ただし:

  • 同じ会社に在籍し続けている場合は、通算で管理される

  • 退職して、再入社した場合は会社の判断による(基本的にはリセット扱い)

Q10:介護休暇中に副業ってしてもいいの?

基本的には「会社の就業規則による」ですが、制度的には 介護休暇中の副業は禁止されていません
ただし、注意すべきポイントがいくつかあります。

副業が可能なケース

  • 会社が副業を許可している場合(または届出制の場合)

  • 介護休暇の目的(=家族の介護)を果たしながら、副業も行う場合

  • 副業の内容が本業と競合しない・信用を害さない内容であること

たとえば:

介護休暇中に親の通院が午前中で終わる → 午後に在宅で副業ライターとして働く
→ こういうのは会社のルールさえクリアしていればOKになる可能性があります。

まとめ

介護に関わる制度はたくさんあります。
「介護休暇」や「介護休業」の違い、「介護保険制度」なども含め、早めに情報を集めておくと安心です。
困ったときは、会社の総務や社労士、地域の介護支援センターにも相談してみてくださいね。

  • ・介護休暇は、介護が必要な家族のために取得できる制度。

  • ・年間5日(2人以上なら10日)まで取得可能。

  • ・条件を満たせば、正社員以外でも取得できる。

  • ・原則は無給だが、会社によっては有給の場合も。