身寄りのない高齢者は施設に入れますか?今からできる具体的な対策とは-

 

ご相談者

私は70代後半の一人暮らしです。独身で子どももおらず、頼れる家族もほとんどいません。最近は物忘れが増えたり、料理や掃除が負担になったりと、このまま一人で生活を続けることに不安を抱えるようになりました。

今後、もし体力が落ちたり病気になった場合、誰にも頼れず困るのではないかと心配しています。自分のように身寄りのない人でも、介護施設に入所できるのでしょうか。また、家族がいない場合、手続きや保証人はどうなるのかも気になっています。

できるだけ迷惑をかけず、安心して暮らせる準備をしておきたいです。

ご相談ありがとうございます。

身寄りがない状態で老後を迎えると、「もしもの時に誰が助けてくれるのか」「施設に入りたいと思った時に受け入れてもらえるのか」という不安を抱く人は少なくありません。

実際、近年はおひとりさまの高齢者が増えており、家族がいなくても施設に入所するケースは珍しくなくなりました。結論から言えば、身寄りのない高齢者でも施設に入ることは可能です。ただし、手続きや緊急時の対応、金銭管理など、家族の代わりになる仕組みをどう作るかが重要になります。

家族に頼れない高齢者が施設入所を目指す場合に必要な準備や現実的な選択肢について、分かりやすく順を追って解説します。将来の不安を減らし、安心して暮らすためにできる具体的な行動を一緒に見ていきましょう。

今からできる具体的な対策

家族に頼れない高齢者が安心して施設に入るためには、事前準備がとても重要です。

「誰が手続きをしてくれるのか」「金銭管理はどうするのか」「緊急時にどう対応するのか」――これらを前もって整えておくことで、受け入れてくれる施設の幅も広がり、将来の不安が大きく減ります。

施設入所の条件を理解し、選択肢を広げる

まずは「どんな施設があり、何が必要なのか」を知ることが第一歩になります。

介護が必要かどうかで選べる施設は変わる

まだ自立して生活している場合でも選べる施設はありますし、介護が必要になれば別の選択肢が増えます。
民間の高齢者住宅、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど、それぞれ必要な条件や費用が異なります。

家族がいなくても受け入れる施設は増えている

近年は「おひとりさま」の高齢者が増えているため、家族がいない人でも入所できる制度や仕組みを備えている施設も多くなっています。
ただし、身元保証や緊急連絡先が必要とされるケースが多いため、後述する「第三者の支援」や「身元保証サービス」を併用することで選択肢が広がります。

第三者の支援を確保する

家族がいない場合、手続きや緊急時対応をサポートしてくれる人の存在は不可欠です。

地域包括支援センターに相談する

「まずはここに相談」という場所です。住んでいる地域の高齢者支援の窓口で、状況を聞いたうえで、施設選びや手続きの流れについて案内してくれます。
おひとりさまの不安を抱える方の相談は非常に多く、慣れた担当者が丁寧に対応してくれるため、早めにつながっておくと心強い存在になります。

成年後見制度を検討する

判断能力が落ちた時に、財産管理や契約手続きを代わりに行ってくれる仕組みです。
施設との契約や金銭管理が一人で難しくなる前に、後見人について検討しておくと、将来のトラブルを避けることができます。

身元保証サービスを利用する

家族の代わりに「身元保証人」になってくれる民間サービスがあります。
施設入所時の契約、入院時の手続き、緊急連絡の受け取りなどを担ってくれるため、おひとりさまの方が実際に多く利用しています。

生活環境と健康面の準備を進める

施設入所をスムーズにするためには、体調や生活環境の整理も大切です。

健康状態を把握しておく

かかりつけ医の情報、服用中の薬、持病の状況などを整理しておくと、施設への説明がスムーズになります。
健康状態の把握は「どの施設が合うか」を決める重要な材料にもなります。

自宅に関する整理を進める

誰にも頼れない状態で突然入院・施設入所になると、自宅の鍵や郵便物、家財の整理が問題になります。
信頼できる第三者や専門業者に相談できるよう、今のうちに準備しておくと安心です。

緊急時に備えた連絡体制をつくる

急病や事故があった場合、すぐに駆けつけてくれる人がいないと、行政や病院が対応に困ることがあります。
地域包括支援センターや身元保証サービスを使うことで、緊急時の連絡体制が整います。

金銭管理と費用の見通しを立てる

施設入所には月額費用が必要です。事前に把握しておくことで「どの施設なら無理なく暮らせるか」が分かります。

施設ごとの費用を知る

特別養護老人ホームは費用が比較的低く、有料老人ホームは施設によって大きく差があります。
将来の年金額・預貯金を踏まえ、無理のない範囲で選ぶ必要があります。

お金の管理方法を決めておく

判断力が落ちた際にスムーズに支払いができるよう、
信託、後見制度、サービス付きの口座などを検討しておくと安心です。

契約時の立ち会いや支払い代行を任せられる人を確保する

家族がいない場合、契約書への署名や入所時の手続きで困るケースが多いため、専門サービスの利用を早めに検討することが大切です。

人間関係や社会とのつながりを保つ

身寄りがない高齢者にとって、孤独は心身の不調を招き、判断力の低下にもつながります。

地域の集まりやサポートに参加する

地域のサロンや交流会、シルバー人材センター、ボランティア活動など、人との関わりを保つことで、情報が入りやすくなり、自分の状況を理解してくれる人も増えていきます。

信頼できる相談先を複数つくる

福祉の相談窓口、医療機関、民間サービスなど、頼れる場所が増えるほど安心感は高まります。
「誰かに頼れる状態」をつくることが、未来への不安を大きく軽減します。

どこに相談すればいい?

身寄りがないまま老後を迎えると、「困ったら誰に相談すればいいのか」が最も気になる点のひとつです。施設入所や将来の生活を考えるうえで、頼れる窓口はいくつもあります。ここでは、実際に多くのおひとりさま高齢者が利用している相談先を、目的別に分けて紹介します。

地域包括支援センター

まず最初に相談すべき場所です。住んでいる市区町村ごとに必ず設置されており、高齢者の生活全般の相談に無料で対応してくれます。

・介護サービスを使いたい場合はどうすればいいか
・どの施設が選べるのか
・緊急時の体制をどう整えるか
・後見人制度や身元保証についての情報はあるか

こうした疑問に一つずつ答えてくれるため「どこから手をつければいいか分からない」という人ほど、早めに相談する価値があります。

市区町村の高齢福祉課

行政の窓口でも、介護保険の申請や手続きについて相談できます。
「施設の空き状況」や「地域のサービスの紹介」など、生活に関わる実務的な情報を教えてもらえることが多い窓口です。

介護施設そのものに直接相談する

有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などは、身元保証が必要かどうか、家族がいない場合の対応などを詳しく説明してくれます。

・家族がいなくても入れる施設はどこか
・費用はどれくらいか
・緊急連絡先をどうする必要があるか

実際にパンフレットや案内を見ながら、現実的な選択肢が分かるため、早めに見学をしておくと安心材料が増えます。

民間の身元保証サービス・後見サポート団体

身寄りがない人にとって、施設が求める「身元保証人」をどう確保するかは大きな課題です。
その不安を解消するのが、身元保証サービスや後見サポートを専門に行う民間団体です。

・施設入所の手続きの代理
・入院時の保証人対応
・金銭管理や事務手続きのサポート
・死後の事務(役所手続きなど)

これらを包括して対応してくれるため、おひとりさまの高齢者が利用するケースは年々増えています。

困った時は専門のサポートも頼れる

身寄りがない状態で施設入所を進めようとすると、手続きや準備が多すぎて「自分一人ではとても無理だ」と感じる場面が出てきます。

そんなときに心強いのが、施設入所の準備や生活サポートを一括して任せられる専門サービスです。

バディファミリーサービスでは、施設入所に必要なほぼすべての作業をまとめて引き受けてもらうことができます。

ご依頼できること

・施設探し
・見学の付き添い
・身元保証
・荷物の片付けや荷造り
・引っ越し手続き
・住所変更などの事務
・自宅の売却
・不用品の買取

一つひとつを自分で探したり手配する必要がなく、安心して任せられる仕組みになっています。

家族に頼れない方や、将来の不安を減らしたい方にとって、大きな支えになるサービスです。

詳しくはこちらからご覧ください。
バディファミリー(Buddy Family)公式ページ