退院祝いで贈ってはいけないものは?退院祝いに悩む方へ

 

ご相談者

祖父が長い入院生活を終えて、もうすぐ退院することになりました。家族で退院祝いをしたいと考えているのですが、「贈ってはいけないもの」や「マナー」があれば知りたいです。本人が気にしないタイプなら何でもいいのでしょうか?せっかくの退院なので、喜んでもらえるプレゼントを選びたいと思っています。おすすめの贈り物や、逆に避けた方がよいものがあれば教えてください。

ご相談ありがとうございます。

家族や大切な人が無事に退院できるのは、とても喜ばしいことです。

特に高齢のおじいちゃんやおばあちゃんが元気に家に戻ってこられると、家族みんなでお祝いしたくなりますよね。

しかし、退院祝いの贈り物には「避けた方がよいもの」や「マナー」があります。

今回は、祖父の退院祝いについて悩む方からのご相談をもとに、“ダメなもの”や選ぶ際の注意点をアドバイスします。

退院祝いで避けるべき贈り物とは?

退院祝いのプレゼントを選ぶ際は、健康や回復を願う気持ちが伝わるものが理想的ですが、中には「縁起が悪い」とされるものや、体調面で避けた方がよいものもあります。特に以下のような贈り物は、控えるのがマナーです。

  • 鉢植えの植物
    鉢植えは「根付く=寝付く」と連想され、「再び病気が長引く」「寝込む」といったイメージにつながるため、退院祝いには不向きです。お花を贈るなら、鉢植えではなく切り花やフラワーアレンジメントがおすすめです。

  • 消耗品(お茶・海苔など)や香典返しで使われるもの
    お茶や海苔は、もともとお悔やみの場で使われることが多く、「退院祝い」など慶事には避けるべきとされています。贈り物の内容が香典返しに使われる品とかぶらないか、一度確認しましょう。

  • 刺激の強い食べ物やお酒
    病み上がりのおじいちゃんには、刺激物やお酒・タバコなど健康に影響を与えるものは避けましょう。好物であっても、今の体調に合ったものを選ぶ心配りが大切です。

このように、縁起や健康面に配慮したプレゼント選びが、退院祝いには大切です。

続いて退院祝いにふさわしいおすすめの贈り物についてご紹介します。

退院祝いにおすすめの贈り物とは?

退院祝いは、「回復を喜び、これからの健康を応援する」気持ちを込めた贈り物を選ぶのが基本です。高齢のおじいちゃんへの退院祝いには、体に負担をかけず、心が和むようなものを選ぶとよいでしょう。以下は、専門家がおすすめするギフト例です。

  • 体にやさしい食品ギフト
    おかゆ・スープ・無添加の和菓子など、消化に良く健康に配慮された食品は、退院後の体に優しい選択肢です。最近では、高齢者向けの「やわらか食」や、見た目も華やかな養生スイーツなども人気があります。

  • 快適グッズ(室内着・ひざ掛け・クッションなど)
    退院後はしばらく自宅で静養する方も多いため、肌触りの良い室内着や、リラックスできるクッション・ひざ掛けなども喜ばれます。見た目が明るいデザインのものを選べば、気持ちも明るくなります。

  • メッセージカードや手紙
    どんなプレゼントよりも、心のこもった言葉は一番の贈り物になることも。「退院おめでとう」「これからも元気でいてね」といった気持ちを、手紙やメッセージカードで伝えるのもおすすめです。家族写真を添えるのもよいアイデアです。

  • フラワーアレンジメント
    鉢植えはNGでも、明るい色合いのフラワーアレンジメントはお祝いムードを高めてくれます。病院で過ごした日々から、少しずつ「日常」へ気持ちを切り替えるきっかけになるかもしれません。

贈る側の思いやりと、相手の今の状態に寄り添ったアイテムを選ぶことが、退院祝いを素敵なものにしてくれます。

退院祝いはいつ渡すのがベスト?

退院祝いを渡すタイミングに悩む方も少なくありません。気持ちが先走って「退院前」に用意してしまうこともありますが、体調や状況によっては配慮が必要な場合も。以下のポイントを参考にしましょう。

基本は「退院後、落ち着いてから」

退院祝いは、退院直後ではなく、少し落ち着いてから渡すのが基本です。退院当日は移動や手続きで本人も家族もバタバタしており、体力も万全とは限りません。できれば退院から数日~1週間以内で、落ち着いたタイミングを見計らって贈るのが理想的です。

本人に直接会える場合は対面で渡すのが◎

可能であれば、本人に直接会って手渡しするのがベスト。顔を見ながら「おかえりなさい」「がんばったね」と言葉を添えれば、それだけで心温まる贈り物になります。外出が難しい場合は、自宅に訪問するか、家族に託してもよいでしょう。

郵送の場合は事前連絡を忘れずに

遠方などの理由で郵送する場合は、事前に家族か本人へ連絡を入れることがマナーです。突然の荷物が届くと、驚かせてしまったり、体調がすぐれないときに対応させてしまうこともあるため、あらかじめ「○日に荷物を送りますね」と伝えておくと親切です。

入院が長期にわたっていた場合は“お見舞い”との線引きに注意

「入院中に何もしていなかったから」と、退院祝いとお見舞いを兼ねてまとめて渡そうと考える方もいますが、退院祝いはあくまで快復のお祝い。タイミングとしては退院後に区切って考えるのがスマートです。

退院祝いの相場はどれくらい?

退院祝いを贈るときに迷いやすいのが「いくらくらい包めばいいの?」という金額の問題。相場感を知っておくことで、相手に気を使わせず、心地よいお祝いができます。

🎁 相場の目安(一般的な目安)

退院祝いは「お祝い金」というよりも、気持ちの贈り物としての意味合いが強いため、堅苦しくなり過ぎない範囲で準備するのがおすすめです。

関係性 相場(目安)
家族(子ども・孫など) 5,000円~10,000円程度
兄弟・親戚 3,000円~10,000円程度
友人・知人 3,000円~5,000円程度
職場の同僚・近しい関係 3,000円前後

※あくまで一般的な目安です。地域や家庭の習慣によって変わることもあります。

金額を決めるときのポイント

  • 無理のない金額にする
    お祝いは相手を喜ばせるものなので、ご自身の負担が大きくならない範囲で決めるのが大切です。

  • 親しい間柄は気持ち重視
    深い親族や親しい友人なら、金額よりも“気持ちを伝える工夫”を優先してもOK。メッセージカードや手料理との組み合わせも喜ばれます。

  • 複数人で贈るときは折半も◎
    兄弟姉妹でまとめてお祝いする場合、全体で5,000円〜10,000円程度にして、人数で折半するのも負担が少なくて良い方法です。

金額に悩んだら…

「相場って言われてもまだ悩む…」という場合は、3,000円〜5,000円程度をひとつの基準にすると良いでしょう。贈る側も受け取る側も気持ちのよいバランスになりやすい金額です。

退院祝いは「気持ち」と「配慮」が大切

祖父の退院祝いをどうすればいいか悩む相談者の声から見えてきたように、退院祝いにはマナーや注意点があります。入院生活を乗り越えた大切な人に、これからの健康を願って心を込めた贈り物を選ぶことが大切です。

今回ご紹介したポイントを振り返りましょう:

  • 退院祝いで避けるべきものには、鉢植え・香典返しで使われる品・お酒などの体に負担がかかるものがある

  • おすすめの贈り物は、体に優しい食品や快適グッズ、フラワーアレンジメント、手紙など気遣いが伝わるアイテム

  • 渡すタイミングは、退院して落ち着いた頃(数日~1週間以内)に。直接会って渡すのが理想

  • 💰 相場は関係性によって異なるが、家族で5,000〜10,000円、友人・知人なら3,000〜5,000円程度が目安

退院祝いは「華やかさ」よりも「思いやり」と「相手の状況に合った配慮」が何よりも大切です。形式にとらわれ過ぎず、「退院してくれて本当に嬉しい」という気持ちを、あなたらしい形で伝えてくださいね。