「80代の母が、最近足腰が弱ってきたのでデイサービスを勧められました。でも、どれくらい費用がかかるのか分からず不安です。介護保険が使えるとは聞きましたが、自己負担はいくらになるのでしょうか?」
ご相談ありがとうございます。
このようなご相談はとてもよく寄せられます。
そこでこの記事では、デイサービスの費用相場や自己負担額、注意点をわかりやすく解説します。
1|デイサービスとは?何をしてくれるの?
デイサービス(通所介護)とは
デイサービスは、要介護認定を受けた高齢者が、日帰りで介護サービスを受けられる施設です。
介護が必要な方が、朝に送迎車で施設へ行き、日中を施設内で過ごし、夕方に自宅へ帰るという流れで利用されます。
高齢者本人の生活の質(QOL)の向上はもちろん、介護する家族の負担を軽減する目的でも活用されます。
どんなサービスが受けられるの?
デイサービスで提供される主なサービスは以下のとおりです。
1. 自宅からの送迎
専用車両で自宅と施設を往復します。
スタッフが乗降をサポートしてくれるため、車椅子利用者や足元に不安がある方でも安心です。
2. 健康チェック
到着後すぐに血圧や体温などの健康状態をチェック。
小さな変化にも気づきやすく、日常の健康管理に役立ちます。
3. 食事の提供
栄養バランスのとれた高齢者向けの昼食やおやつが提供されます。
嚥下(えんげ)機能に合わせて刻み食やミキサー食にも対応している施設が多いです。
4. 入浴サービス
家庭では難しい安全な入浴を、スタッフが介助しながら提供します。
機械浴を備えた施設もあり、寝たきりの方でも安心して入浴できます。
5. 機能訓練(リハビリ)
理学療法士や作業療法士の指導のもと、転倒予防や関節の動きを保つ訓練が行われます。
ゲーム感覚の運動やグループ体操なども取り入れられ、楽しく継続しやすいのが特徴です。
6. レクリエーション・趣味活動
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手芸、折り紙、塗り絵
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カラオケ、合唱、映画鑑賞
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季節のイベント(ひな祭り、七夕、敬老会など)
こうした活動は、孤立感の解消や認知症予防にもつながります。
2|デイサービスの費用はどれくらい?【介護保険利用時】
基本は「1割負担」から。介護保険を利用する場合の費用
デイサービスの利用料は、原則として介護保険が適用されます。
そのため、利用者が実際に支払うのは費用の1~3割となります(所得によって異なります)。
【例】1日の自己負担額(目安)
| 要介護度 | 自己負担額(1割) |
|---|---|
| 要介護1 | 約700~800円 |
| 要介護2 | 約800~900円 |
| 要介護3 | 約1,000円前後 |
| 要介護4 | 約1,100円前後 |
| 要介護5 | 約1,200円前後 |
※2025年現在の目安です。施設や地域によって異なります。
追加でかかる費用もチェック
介護保険の自己負担分以外に、以下のような「実費負担」が別途かかることもあります。
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昼食代(600円前後)
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おやつ代
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レクリエーション材料費
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オムツ代
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行事・外出費(バス代、入場料など)
例:要介護2の方が1日利用し、昼食・おやつ付きで支払った金額
→ 約850円(介護保険1割分)+ 昼食代600円+おやつ代100円 = 1,550円前後
所得に応じた「自己負担割合」の違い
介護保険の自己負担割合は、次のように区分されています。
| 区分 | 自己負担割合 | 該当する人の目安 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 1割負担 | 一般的な年金生活者など |
| 第2段階 | 2割負担 | 年収約280万円以上の人など |
| 第3段階 | 3割負担 | 年収約340万円以上の人など |
「うちは年金だけだけど大丈夫かな…」と不安な方も多いですが、多くの方は1割負担の対象です。
月額で考えるとどうなる?
週2〜3回ペースで利用した場合の月額負担例(介護度2・1割負担の場合):
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週2回 × 月8回 → 800円 × 8日 = 6,400円
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昼食・おやつ代を含めると、月1万円前後がひとつの目安になります。
費用を抑える工夫もできる
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利用頻度を週1回にする
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送迎だけ家族が行い、送迎費を削減する
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昼食を持参できる施設を選ぶ
ケアマネージャーに相談すれば、予算や希望に合った使い方の提案もしてもらえます。
思ったより高くない?まずは費用のシミュレーションを
「デイサービスって高そう…」と感じていた方も、介護保険を利用すれば、意外と手が届く価格帯です。
しかも、家族の時間と心のゆとりが増えるメリットも大きいもの。
まずはケアマネージャーに相談し、あなたのご家庭に合った利用頻度・費用感を見つけてみてください。
バディファミリーの介護保険外サポート
バディは、ご家族に変わって日常を支える家族の一員のような存在です。通院付き添い・外出同行・見守り・生活支援など、必要なサポートを一緒に考え行動します。